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「内部被曝を生き抜く」(鎌仲ひとみ監督作品)
  『内部被ばくを生き抜く』(鎌仲ひとみ監督)の上映会(藤枝市大洲公民館)へ行った方からの報告です。

 この映画は『六ヶ所村ラプソディー』(2006年)『ミツバチの羽音と地球の回転』(2010年)につづく鎌仲ひとみ監督の最新作品です。

 映画は広島で長く被ばく者を診てきた肥田舜太郎氏、チェルノブイリとイラクに関わっている鎌田實医師、福島の事故後に「国会はいったい何をしているんですか!」と参考人として国会で国会を一喝した児玉龍彦氏、ベラルーシの小児科医のスモルニコワ氏とのインタビューのほか、福島県二本松市の真宗大谷派真行寺副住職・佐々木道範さんの活動を紹介しています。
 佐々木さんはNPO法人「TEAM二本松」を立ち上げ、500万円の放射能測定器を(寄付によって)購入し、地域のために独自の食品検査を行っています。あとからネットで調べたら、この佐々木さんの測定器によって、昨年の12月、あるメーカーの粉ミルク(埼玉の工場生産)からセシウムが発見されニュースになったようです(メーカーではすぐに回収したそうです)。

 印象深かったところはいくつもあります。

1 低線量被曝による健康被害が現れてくるのはすくなくとも半年後から。それを承知の上で事故直後に政府高官が厚顔にも「ただちに健康被害はない」と述べたこと。

1 ベラルーシで子どもの甲状腺異常が発見されたのは、その土地でずっと子どもたちを診てきた医師と医療機関があったからで、逆にいうと、チェルノブイリ事故があっても、それ以前から以後にかけてもずっと同じ子どもたちを診療しつづけて異常を見つけた医師と医療機関があったということ。これによってはじめて子どもたちの甲状腺異常が発見され研究されたことと、その努力によって(かなり後になってから)チェルノブイリの原発事故とこの子どもたちの甲状腺異常とをようやく結びつけられるようになったこと(国際的に承認されるようになったこと)。つまり、こういう(長く、地道な)地元医師や医療機関の良心的、献身的な活動がないかぎり、原発事故による放射線被曝がこのような健康被害を及ぼすことを証明できなかったこと(放射能と健康被害の因果関係を認めさせる活動をするのはつねに地元の民間人であり、決して政府関係者・機関ではないこと)。

1 放射線は細胞の核のなかのDNAを損傷する。そのメカニズムは放射線のDNA に対する直接作用と、フリーラジカル(活性酸素)を介した間接作用による。このフリーラジカルは生体の細胞や組織を破壊するということで、分かりやすくいうと老化現象。つまり放射線は老化現象にかかわるということ。

1 放射線は細胞の核を損傷するだけではなく原形質の中のミトコンドリアに影響を与え、すべての疾病を起こしやすくする、という説があること。

1 福島の一軒の家を除染するのに500万から1千万かかる。にもかかわらず国からはスズメの涙の金額しか出ない。つまり除染はできないということ。

1 ヒロシマのあと、入広した人が低線量被曝によってのちにブラブラ病になるが、そのあと半年くらいで突然亡くなる。死因はよく分からない。この広島のブラブラ病については唯一の論文があり「慢性原子爆弾症」と名づけられていること。

1 福島の事故前から日本のすべての原発の放射能はすでに漏れつづけてきていて、いま、福島の事故をふくめて、それらによってすでにあらゆる日本人の体内に入っているらしいということ。

1 お母さんが日本の流れを変えるだろう。お母さん革命だ。

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